マンションと一戸建ての維持費の違いを解説しています。
マンションに居住するために必要な維持費と一戸建てに居住するために払う維持費、どちらが高いのかを比較してみました。
どちらの住まいも経験してみた私が結果、辿り着いたのは、一戸建てという選択。
しかし、これは土地の税金とマンションの維持費のバランスがあったからです。
マンション特有の維持費の内訳とは?
マンションの維持費とはどんな項目があるのかご紹介していこうと思います。
1.駐車場代、駐輪場代
駐車場代1台 この金額は、全国でも大きく異なります。
駐輪場代 無料~3,000円以上という場所もあります。
駐輪場、駐車場は、都市圏と田舎の地域で大きく金額差が出ている項目の一つ。
しかし、経年で金額が上下するのではなく、止める台数が増えると倍になる事が心配要因。
2.修繕管理費、積立費
修繕管理費、積立費は、上のグラフに記載のとおり、どんどん経年で上がって行きます。
25年経過した頃には、購入当時に比較すると2倍という金額になります。
経年によりマンションは、新築時よりもコストが掛かるようになってしまうのがポイント。
その分、直したりする分が安くなるのではないの?
修繕管理費や積立費は、あくまでも全体の修繕費用。
居室内における水回り等の修繕工事が必要な場合は全て自費管理となります。
私が最初に購入したマンションも新築購入時の管理費、修繕積立費は、1万円台でした。
しかし、5年後には、25000円台になり、7年後には28000円になりました。
徐々に上がる管理費、もちろん、住宅ローンを徐々に減らしていくことが最終にはなりますが、マンションは耐震免震ともに65年が最大と言われています。
一般的には、40年位では、大規模な修繕工事が必要になると言われているそうです。
このための修繕積立を行うため、安くなる可能性はなかなか無いのです。
積み重なる修繕積立費用が、一戸建てにおける外壁補修費用のように考える必要があると思います。
では、次に一戸建てにかかる維持費についてご紹介していこうと思います。
一戸建て特有の維持費の内訳とは?
一戸建て特有の維持費についてご紹介していきます。
一戸建て特有の維持費1.外構や雑草除去費用
マンションには、管理費がある分で賄われているのがこの外構や草処理などだと思って下さい。
一戸建ては、建物以外も全て自分で必要な時に経費として計上しなければいけません。
しかし、外構の工夫一つで、こうした経費も最小限にすることは可能。
1)雑草については、外構時に除草シートを用意
2)外構については、砂利をベースにすることで、コンクリートのひび割れ等を心配しなくていい
こうした点が経費としての最初の外構工事の取り組みで変わってきます。
一戸建て特有の維持費2.外壁塗装
大きな家を建てれば建てるほど大変になるのが、この外壁塗装の修繕工事。
2012年以降は、ハウスメーカーなどで、ハイドロテクトタイルや陶器混在によるメンテナンスフリー外壁が登場しています。
こうした先行投資をしている方は、のちのちの維持費削減につながると思います。
しかし、中古一戸建て等を購入する場合は、特にこの外壁メンテナンス状況に、注意が必要。
しかし、マンション特有の駐車場代や駐輪場代などが維持費に必要ない土地の場合は、維持費がかなり軽くなります。
では、結果、マンションと一戸建てはどちらが安く済んで、住まいを維持していくのでしょうか?
マンションと一戸建て維持費で選ぶならどっちが安いのか?
私が思う考え方としてご紹介させてください。
1.駅からの距離と駐車場相場で選ぶ方法
まず、車や駐輪場代をベースに考えて選ぶ方法。
近隣駐車場代は、10,000円前後位の地域であれば、マンションに住む必要まではない気がします。
近隣駐車場代は、30,000円を超える地域であれば、間違いなくマンションに住む方が早いと思います。
理由は、
・駐車場管理費を比較する上で、維持費と全体の経費を対象にしやすい
・子供が大きくなっていく家庭の場合は、今の維持費よりも、将来の特に駐輪場代等に目を向ける必要がある
こうした内容を意識して、家の維持費を見比べてみてください。
2.車を所持しない場合の維持費選びとは?
私は、経年と建て替えというマンション特有の悩みを持たなければいけない事情があるなら、マンションなら中古マンションをオススメ。
住み替えを自分の年齢とともに、階の自由を効かせるには、満額全部を投資せずに、転売・転居を考えて中古マンションの方がいいと思います。
車社会の地域では、特に車の維持費で一戸建てマンションを選んでみて下さい。
意外と得が多いと思います。
逆に車社会でない地域は、住んでいく過程の10年位の経費は、一戸建ての方が維持費は安いので、中古マンションと一戸建てを比較してみてください。
新築一戸建てを土地を含めて買う場合は、全く別、これは「土地の固定資産税」が維持費に大きく関わります。