- 妻は夫に従属するわけではない
- 旦那の浮気や不倫は「甲斐性なし」である証拠
こんな時代は古い。
今の時代は、男女平等。
共働きにより、家計を支えるのは夫とは限らない。
法的に言えば、婚姻には、「貞操義務」を負う。
女性は、基本的に婚姻でも恋愛でも精神的なつながりを重視する。
だからこそ、「旦那」の浮気は、「本気ではない」となれば許せることもあります。
しかし、家族を犠牲にする関係は堪忍袋の緒が切れる。
もし、浮気や不倫の事実が発覚している状態ならどうする?
さらに、不倫相手と縁が切れていないこともわかっている状態なら?
今回の記事では、旦那の浮気相手への対処法として、以下の目次でご案内しています。
旦那の浮気や不倫の本気度を確認する方法
浮気相手に本気の旦那の対処法注意点
旦那が浮気相手と本気だったら?対応注意点
旦那の浮気発覚と弁護士相談のメリットデメリット
旦那の浮気発覚と探偵依頼のメリットデメリット
旦那の浮気や不倫の本気度を確認する方法
旦那の浮気は妻よりも浮気相手が大切と言えるのか?
本気度を確認することは意外と簡単です。
浮気,不倫相手に本気の夫の特徴
以下のような特徴があります。
行動の特徴 | 具体的な夫婦のコミュニケーションへの影響 |
口数が減る | 一緒にいる時でも会話がない。 どこか心ここにあらずの対応で返事も素っ気ない,冷たい |
記念日やイベント | クリスマス,子どもを含めた誕生日,結婚記念日に帰宅しない 家族で一緒にイベントを過ごすことがなくなった |
日常的な態度 | 冷たいし邪魔な存在という態度を見せる |
開き直る | 浮気していることを隠さない 妻を傷つける行動とわかっていてもそのまま伝える |
こんなことまでされてそのまま放置しているしかないの?
浮気相手に本気の旦那の対処法注意点
例えあなたが不倫相手や浮気相手に本気になっていると分かったとして、何をするべきか?
冷静さを見せる
これは本当に大きな意味があります。
第一に感情論でぶつかることは疲れます。
さらに、相手との関係は修復する可能性を遠ざける。
ですから、事実が発覚した時に責め立てることはしない。
むしろ、そのまま放置することが大切なのです。
一つ目は、「疑いの目を向けるのはバレる」
既婚者が浮気や不倫をする理由は、シンプル。
- 家族に居場所がなくなった
- 妻からセックスレスや拒否、拒絶が見えた
- お金を稼ぐだけの関係になっている虚しさ
- 存在意義を感じられない
このように、優しく笑顔があふれる過程でなくなってしまったことが影響します。
例えば、遊びの相手と家族とどちらが自分に向けて笑顔でいてくれるのか?
この答えが、逆転してしまえば、あっという間に非があることを認めて戻ってくる可能性はあります。
もし夫婦関係を修復する努力をするなら、笑顔が一番なのです。
最後は、証拠を隠すなどの行動を防止する効果があります。
探られると隠すのは、子どもから大人もみな同じ。
- やましいことがある
- 知られたらまずいことがある
- 自分に非があることを自覚している
でも相手に関心がない素振りを見せるとどうなるのか?
関心がないというのは、相手の隙を見せるきっかけにもつながります。
とにかく相手を油断させることに徹することが重要です。
証拠を集めるコツ
具体的に証拠とは何を見つければいいのか?
この答えは、以下のような素材が重要です。
- 写真
- メール
- 通話履歴
- LINE等のSNSのやりとり
ポイントは、日付を合わせて確認すること。
スマホでもデータの詳細情報をチェックすると、「いつ」もわかります。
クラウドサービスのアカウントを知っていると、場所もある程度わかります。
これらの証拠はすべて自分の記憶だけでなく、メモも残すことが大切。
この時のメモも以下の要件を満たすほうが使いやすい。
- 日付
- 時間
- 場所
- 金銭(領収額)
不貞行為があったかどうかも含めて考えるなら、ラブホテルなどのカードの明細なども良いでしょう。
大事なのは、客観的に見て、第三者が事実が確認しやすい状況をつくることです。
旦那が浮気相手と本気だったら?対応注意点
もしも状況証拠などがほとんど揃わない時には、探偵に依頼をするほうがよいです。
しかし、どんな事実が発覚したとしても、その後にあなたがどうしたいのかを決断することが大切。
やり直し(修復)をしたい
- 自分一人で生きていく気はない
- 浮気、不倫相手に取られるのももっといや
- 諦めたくない
こんな人は、基本的にはとにかく終始相手を信じる。
そして、好きにさせることが最優先です。
所詮、男は心のどこかで妻のことを忘れていないのが現実ですから。
離婚したくないことはまだ言わない
最初から「旦那に一言言ってやりたい」みたいな態度は失敗します。
なぜか?
単純にあなたとの心の距離を感じているから今があります。
その相手が、別れたくないと言ってきたら?
あなたが逆の立場でも「あっそうですか!」と半ギレ状態で返事をして終わるのも想像ができるはず。
冷静さを取り戻すには時間がかかる。
不倫を理由とした離婚は、社会的な信頼や家族の信頼にも傷をつける。
子どもがいたら、その被害は甚大。
家族の将来のことを考えるなら、まずは大人の対応を心がけることが大切です。
子どもの成長に合わせた家族会議
実際に私の周りにも子どもがいる状態で不倫がずっと続いていた夫婦からの相談がありました。
7年かかってようやく夫婦が離婚を決断した。
「なぜそんなに時間をかけたのか?」
この背景には、「子どもたちが中学生になるタイミング」という背景がありました。
もうすでに不倫当事者同士の顔も見ている。
事実も知っている。
慰謝料の額や支払い義務なども具体的に相談済。
ここまで環境を整えた上で、子どもたちの意見を最終確認したのです。
しかし、この時の子どもへの伝え方も重要。
「パパは帰ってこない日が多いよね」
「誕プレも運動会も来てくれないね」
でもパパなんだよ。
この環境のままでいる?それともママと一緒にじいじばあばの所に行って一緒に住む?
この時には、「いきなりシングルマザーになる」話をしないことが大切。
「子どもたちの意見を聞く。」
この時、勘が良い子は、「離婚したいの?」と聞いてくる。
そうなれば、「考えているの」とはっきり伝えることが大切。
その上で、子どもたちが「面談」を含めて、どうしたいのかを聞けるタイミングになれば、選択肢は広がる。
別居を考えるのは最終手段
別居するのは、別れる直前のお互いの荷物の整理の段階で良いです。
それまでは基本的には別居はしない方が良い。
なぜか?
心の溝がある状況で、お互いが離れても生活費や住居費は2倍になる。
さらに、自分の心のストレスは何も解消できない。
結果的に、経済的負担が増したことと「なぜ自分が逃げるようなことをしているのか」と後悔をする。
だったら、今の家をきちんと掃除して、キレイを保つことに全力を注ぐほうが良い。
離婚をしたいなら?
浮気も考えられない
不貞行為なんてもってのほか
もう人として信じられない
このような感情がいったん落ち着いてもやはり別れる気持ちは変わらない。
この段階になったら、きちんと離婚後の生活に対する以下の点を自分で調べましょう。
- 社会保険などの扶養を外れる手続きの流れ
- 離婚後の生活費や住居費、家計の計算
- 子どもがいるなら、親権等の手続きや期間
- 姓の変更など具体的な書面手続き等の流れ
- 専業主婦であれば、仕事があるのか?
- 公的支援や母子福祉資金貸付金、児童扶養手当、地域の子ども手当の基準等。
とにかく、次の生活の半年、1年が見通せるまで徹底して調べることが大切。
養育費とか慰謝料なんてのはかなり先の話。
別れ方よりも別れた後のほうが大切なのです。
旦那の浮気発覚と弁護士相談のメリットデメリット
- 弁護士に相談するべき?
- 証拠はあるのだから、すぐに解決できるはず。
- 証拠がない状況では勝てないかもしれない?
- どんな手続きが必要なの?
正直、弁護士に相談をして、書面や法廷でやり取りをするのはかなり精神的にストレスがたまります。
不貞相手に対する慰謝料
あくまで、ターゲットを夫にしないことも大切なのです。
あなたがもし相手の住所がわからないけど、証拠があるというなら、弁護士会からの動きが可能か確認しましょう。
- 弁護士会照会
- 市役所への職務上の請求
上記のような手段により、不倫相手の住所や名前を調べて特定することが出来るケースもあります。
長期化する覚悟が絶対必須
調停にならないとしても書面の中では、複雑な感情も芽生える。
具体的には?
- 弁護士の戦略として、言いたくもないような過去の素行を掘り下げる
- 相手の悪い事ばかりを告げる
- 自分の悪いことはすべて棚に上げるくらいの度胸も求められる
人によっては、こんなやり取りをしていたせいで、人を信じられなくなったという声も珍しい話しではありません。
ある意味、人格否定を覚悟するくらいの覚悟が必要です。
旦那の浮気発覚と探偵依頼のメリットデメリット
- 旦那の浮気の証拠がつかめない
- 証拠がないまま時間が経過した
- 証拠の集め方を調べても自分には難しい
こんな状況になったら、探偵に依頼することも可能です。探偵に依頼をすると以下のメリットはあります。
- 尾行
- 撮影
- 録音
上記のような証拠を集めてくれる可能性はあります。
さらに、ボイスレコーダーでの音声確認。
ドライブレコーダー等の情報との照合
走行履歴をチェック。
このような流れでつじつまが合っていくなら、証拠になる可能性もあります。
デメリットとしては、金銭的な負担です。
自分ではできないことを依頼する。
さらに、専門的な知識が無いと判断が難しい部分にも踏み込む。
ちなみに以下のような内容は違法の対象ですから要注意。
- SNSやメールを勝手に見る行為(不正アクセス禁止法違反)
- GPSやボイスレコーダー使用(プライバシーの侵害、住居侵入罪)
- 尾行(ストーカー規制法)
一方で、以下の範囲なら、合法の範囲となります。
- 財布の中身を確認
- カードの利用明細を確認
- 給与明細の確認
- 夫婦所有の車の走行距離等のチェック
- 夫婦共有の財産(家、車)にGPSや盗聴器を設置
- 婚姻関係のある人への尾行、撮影、張り込み
つまり、奥さんができるのは、夫の尾行である。
不倫相手のことは追跡できません。
こうしたことを含めてきちんと知識や情報の確認が可能です。
一度相談をしてみたいと思ったら、弁護士が代表を務める会社に相談しましょう。